昨年も今頃だったか。
WOWOWにて映画【クライマーズハイ】が放送された。
それをブルーレイに録画しては何度も見ていた。
先日、やはりWOWOW にて
浅野忠信 香川照之 松田龍平 出演の
映画【剣岳 点の記】が放送されたので
それを録画して、見ている。
この時期にWOWOWが
山を扱った映画を放送するのは、
山開きを前にした
意識的な放送なのかもしれない。
不思議なことに
こういった山を舞台に扱った映画は
しばらく、何度も繰り返して見ていることだ。
テレビの見る番組がないとなると
無意識に この映画を
途中からでも再生しているのだ。
【クライマーズハイ】は、結局文庫本まで
買って読んでしまったので
新田次郎の【剣岳 点の記】も
文庫本を買うような予感がする。
本は、基本、ビジネス系しか買わないし
文芸や小説は、ほとんど読まないのだが、
これらの本だけは、例外のようだ。
不思議なものだ。
昨年、初めて登山をして
結構しんどかったけど。
やっぱり 山登りが好きになったのだろうか。
でも、間違いなく、
今年も 磐梯山に登るつもりだ。
先日、実家に顔を出したら
「美味しいバームクーヘンをいただいた。
食べていって」と母にを引き止められた。
話には聞いていた【ねんりん家】の
「バームクーヘン」である。
東京の親戚が行列に並んで買ったようだ。
一切れいただいたのだが、
これが、「マジ。うまっ!! 」
生地はしっかりつまっているけど
しっとりしていて 外側はカリカリ。
従来のバームクーヘンとは
異なる食感なのだ。
ここまで書いていたら
猪苗代町のどらやの『どら焼き』を思い出した。
ここのどら焼きもかなりの人気がある。
国道から少し山の方に入ってゆき
わかりずらい集落にあるのだが
わざわざ、遠方より買いに来る。
皮の間にこれでもか!といわんばかりに、
つぶあんが挟まれており、
はみ出さんばかりにホイップクリームが入っている。
しかし、これが不思議なことに
そんな~に甘くもなく
絶妙な甘さ加減で美味しいのである。
一度食べるとやみつきになります。
なぜ?こんなにも人気があるのか?
その秘密はやっぱり
いい意味での違和感ではないか。
いつも食べている人からみると
いつも食べている『どら焼き』とは違う。
だけど、やっぱり美味しい。
その違和感が良いのかもしれない。
今の時代は、どちらかというと
ソフトでウェツトで甘さも
控えたものが受けるようだ。
固定概念を取っ払って
従来の商品の『食感』を変えてみる。
これがヒット商品の作り方かな?
なんて思っている。
レコメンドの洋楽は、Toni Braxton の【 Yesterday 】
こちらです。やっぱりいいわ。。 >>>
会津磐梯山を会津若松や磐梯町側から眺めると
山頂付近の解け残った雪が
キツネの模様に見えてきます。
↑↑キツネを側面から見たように見えます。
右側の方に頭、左上に向かって尻尾が立っております。
このキツネの模様は、
今年は雪が降ったせいか
少し遅く現れました。
磐梯高原では、昔から本格的な農作業を
始める目安としております。
一方、猪苗代町側から見ると
虚無僧(コムソウ)が尺八を吹く姿に見えます。
キツネ、虚無僧ができると種もみまきの時期、
虚無僧の首と胴が分かれたら何をまいても良く
3つに分かれると春真っ盛り、
雪が全部消えたら猪苗代湖で
水遊びをしても良いと言われます。
この時期に、会津にお越しになりましたら
そんなことを少し気にして磐梯山をご覧下さい。
東京から友人が遊びに来た。
翌日は、お昼過ぎには、
会津を立たなくてはいけないという。
翌日、私も休日だったので
午前中、ホテル近くのカフェに誘った。
この建物は、昭和3年に建てられ
今まで生活雑貨の卸売業を営んできた。
先月、飲食スペース&セレクトショップ
として生まれ変わったのだ。
店内には
イギリスのパブならぬ、
イギリスのバス(車)があって、
窓越しにソフトクリームも買うことができる。
だから『バスカフェ』と呼ばれる。
このカフェの女性店長を
私は、ひそかにリスペクトしているのだ。
彼女は会津の情報誌の編集長をしていた。
市内で会津一番館、七日町カフェ、会津ブランド館、
セイロンティーガーデンなど、おしゃれなカフェや
セレクトショップを経営されている方に
引き抜かれて、これらのお店の
プロデューサーのような存在になっている。
会津全域からすぐれたものを
見つけてきては、皆さんに紹介している。
会津の目利き中の目利きなのだ。
この時の私のいでたちは、Tシャツに花柄のプリントシャツ、
そして、漆作家の白岩有美さんに作っていただいた
漆のペンダントをしていました。
そうしましたら、女性店長に
そのペンダントがとても似合ってますよ。と褒められたのです。
目利きの店長に褒められたので
思わず、「世界に一つしかない、白岩オリジナル
&プレミアムです」と自慢してしまった。
店長、「高かったでしょう?」と訊く。
「それは、私は特別ですから」と満願の笑み。
このペンダントを作った時、
もうひとつ、一緒に作った同じようなものが
白岩さんのお店で販売されております。
私は、ひそかにそれを
『似・星野バージョン』と呼んでおります。
そして、新たにクロス風のペンダントも
制作していただいているのです。
さて、私共のホテルでは、白岩先生の手ほどきで
漆アクセサリーの絵付・体験ができる
宿泊プランがございます。
詳しくは、こちらをご覧下さい。
突然、ある方から紹介されて、この方と会った。
正直、その時の印象は、あまりよくはない。
私共のホテルの1階にビリヤード場がある。
以前、商店街からの要請もあり、
会津漆器の展示販売に
協力させていただいたことがある。
その時、この方も出品された一人であったようだ。
個人的に また同じ場所で 展示販売を
したいとお申し出があった。
二人きりでお会いして
お話をさせていただくうちに
この方に興味が出てきたのだ。
もっと、この方を知りたい・・・
初めてお会いした時とは
違う気持ちになっていたのだ。
そこで、本日、中町ホテル1階にて
この方、村上修一さんの会津漆器の
展示・販売をさせていただきました。
村上修一さんからのメッセージです。
1999年春、帰国して目に付いたのは、
日本の何気ない風景でした。
2年間の青年海外協力隊、電気機器隊員として
タンザニアに赴任していた私にはすべてが懐かしく
また、新鮮に見えたのだと思います。
あの地で見えた『日本』。
日本とは一体何なのか、そして、自分とは何なのか。
私の中に大きな疑問が残りました
そんなとき『japan』がかっては漆器を意味していたことを知ります。
遠く離れた地で生じた疑問の答えを求めて
2000年に漆の世界へ飛び込みました。
出来る限り、お客様に直接お届けしています。
作り手と使い手が直接つながることで
私の感じた何かも伝わりやすいのではないかと思います。
漆のほとんどを輸入に頼っている現状。
本当にこれでいいのかと自分で漆を掻くことも始めました。
生きている木に傷をつけ、その樹液を頂く。
そして、その漆を塗った器で食事をする。
そこに自分の抱いた問いへの答えがあるのだろうと思います。
さまざまなことに気づかせてくれたアフリカを
モチーフとした器です。もしかしたらアフリカが
日本を知るきっかけになるかもしれません。
渋谷発、未来を創る複合文化施設
Bunkamura のショッピングサイト
『 Bunkamura オンライン市場 』では、
村上修一さんの作品も多数、取り揃えています。
ぜひ、『会津の工芸品の店』へお立ち寄りください。
http://www.bunkamura-ichiba.jp
商品は、作り手の主張であるべきだ。
これをきっかけに、
これからも会津の素晴らしいものを
お伝えしてゆくことに
微力ながら協力させていただきます。