突然、ある方から紹介されて、この方と会った。
正直、その時の印象は、あまりよくはない。
私共のホテルの1階にビリヤード場がある。
以前、商店街からの要請もあり、
会津漆器の展示販売に
協力させていただいたことがある。
その時、この方も出品された一人であったようだ。
個人的に また同じ場所で 展示販売を
したいとお申し出があった。
二人きりでお会いして
お話をさせていただくうちに
この方に興味が出てきたのだ。
もっと、この方を知りたい・・・
初めてお会いした時とは
違う気持ちになっていたのだ。
そこで、本日、中町ホテル1階にて
この方、村上修一さんの会津漆器の
展示・販売をさせていただきました。
村上修一さんからのメッセージです。
1999年春、帰国して目に付いたのは、
日本の何気ない風景でした。
2年間の青年海外協力隊、電気機器隊員として
タンザニアに赴任していた私にはすべてが懐かしく
また、新鮮に見えたのだと思います。
あの地で見えた『日本』。
日本とは一体何なのか、そして、自分とは何なのか。
私の中に大きな疑問が残りました
そんなとき『japan』がかっては漆器を意味していたことを知ります。
遠く離れた地で生じた疑問の答えを求めて
2000年に漆の世界へ飛び込みました。
出来る限り、お客様に直接お届けしています。
作り手と使い手が直接つながることで
私の感じた何かも伝わりやすいのではないかと思います。
漆のほとんどを輸入に頼っている現状。
本当にこれでいいのかと自分で漆を掻くことも始めました。
生きている木に傷をつけ、その樹液を頂く。
そして、その漆を塗った器で食事をする。
そこに自分の抱いた問いへの答えがあるのだろうと思います。
さまざまなことに気づかせてくれたアフリカを
モチーフとした器です。もしかしたらアフリカが
日本を知るきっかけになるかもしれません。
渋谷発、未来を創る複合文化施設
Bunkamura のショッピングサイト
『 Bunkamura オンライン市場 』では、
村上修一さんの作品も多数、取り揃えています。
ぜひ、『会津の工芸品の店』へお立ち寄りください。
http://www.bunkamura-ichiba.jp
商品は、作り手の主張であるべきだ。
これをきっかけに、
これからも会津の素晴らしいものを
お伝えしてゆくことに
微力ながら協力させていただきます。