夏から秋にかけて
休日という休日は、ほとんど
山登りにいそしんでおります。
ところで、好きなプロ登山家がおります。
世界で29人目、日本人では、初めて
8000メートル峰全14座を登頂した
竹内洋岳さんです。
彼は、2007年にパキスタンの
ガッシャブルムII峰(8035m)で雪崩に巻き込まれ、
腰椎破裂骨折の重傷を負い、生命の危機に陥いりました。
各国登山隊のレスキューで奇跡的に生還を果たしましたが
もはや登山への復帰は絶望的とも言われました。、
しかし、手術・リハビリにより、わずか1年後には、
背骨にチタンシャフトを埋めながら
事故のあったガッシャブルムII峰へ再び挑み
登頂に成功し、多くの賞賛を受けました。
テレビ番組で司会者が、
『そんな怖い思いをしたその山に
なぜ、もう一度登ろうとしたのですか?』と聞いたところ、
登山というのは、自分の足で登って
自分の足で降りるしかありません。
他人の力を借りるわけにはいかない。
ガッシャブルムでは、自分の足で
降りてくることが出来なかった。
あの登山は、まだ自分の中では、
終わっていないのです。
自分の足でもう一度
降りて来なくてはならなかったのです。
と答えました。。
なんか、すごくいい話ですよね。。