この時期、只見川流域の
柳津町や三島町では、
神秘的な雰囲気の「川霧」(かわも)が出現します。
発生メカニズムは定かではありませんが、
寒暖の差が大きい朝夕や
雨上がりに見ることができるようです。
ここで話が変わりますが、
日本各地の破綻リゾートの運営を
受託する星野リゾートの話です。
北海道にある「頂上駅の雲海」の
話を聞いたことがありますでしょうか。
北海道のど真ん中、トマム山の山頂に
「雲海テラス」と呼ばれるカフェがあります。
ここでは、どこまでも広がる雲海を見下ろしながら
美味しいコーヒーを楽しむことができます。
トマム山頂から雲海が見えるのは夏の早朝。
カフェの営業は夏の数カ月、毎朝数時間だけです。
実はこの雲海テラスを作ったのは、
営業企画室ではありません。
トマムスキー場でスキー客を運ぶ
ゴンドラ・リフト部門のスタッフです。
彼らの本来の業務はゴンドラやリフトを整備し動かすことでした。
華やかなリゾートを支える地味な裏方です。
しかし、「顧客満足を高めるために、何ができるかを考えよう」という
社長・星野佳路さんの問いかけに
自分たちにも新たなサービスを
開発できることに気がつき始めます。
そして、次々に魅了するサービスを生み出しました。
例えば、スタッフの一人、雲海仙人は
明日の「雲海予報」を出します。
ゴンドラの乗車券を絵はがきにして
メッセージを書いて送れるように
山頂にポストも設置しました。
只見川流域にもそのうち「川霧カフェ」が
出来るような予感がしております。
ツィツターで「川霧」でたよ。
なんてつぶやかれたら
若松からだって、
彼女を誘って行っちゃうかもよ。