17 May 10

友人の旅館で行われている
第204回花ホテル「滝のや」講演会に参加した。
講師は、会津大学短期大学部・教授の森文雄氏。
テーマは『奥会津健康づくり観光とおもてなしレベルのさらなる向上』
ー顧客ニーズの多様化と着地型観光の視点からー

これから、観光のお客様に
たくさんお泊りいただきたいと思っている。
最近、よく耳にする『着地型観光』
というものにも興味を持っている。

花ホテル「滝のや」さんに向かう途中、
ガソリンスタンドに立ち寄って給油をし、
洗車をしてもらっている時に
店内にあった読売新聞に目を通した。
奇しくも、『着地型観光』に関する記事が載っていた。
この4月から神奈川県・川崎市商工課が主催して
川崎工場夜景バスツアーが定期運行されている。
東京湾に臨む製油所や化学プラントの
夜景を3時間ほど見学するツアー。
川崎と言うと「公害」のイメージがあるが、
実際には、においも騒音もないらしい。
参加者の6割は、女性だというから面白い。
無駄なものをそぎ落として着飾らない工場の姿に
「機能美」を認め、さらに「癒やし」を感じるという。

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森文雄先生は、『着地型観光』の特質として
全国的に有名な観光資源は不要。
地域資源の活用がポイントと強調した。
そうなんだよ。川崎市の工場だって
立派な観光資源になってしまうのだ。
自分の地域の足元には、
まだまだ未開の観光資源があるに違いない。
改めて、自分の地域に転がっている
魅力を見つけてみるつもりだ。

追加の話。
新たな旅行プランニングとして
先生が提案したメニューのうちの2つ。
体を動かすメニューの創出、
例えば、体力・気力別メニュー:農作業、カヌー、
サイクリング出発点まで送迎。
心の安定・癒しメニューの創出というのもあった。
例えば、神社・仏閣参拝、森林浴、語り、講話。
上記の2つを組み合わせて、
森林浴をしながら、ヨガ・太極拳を
してもらうのは、どうかといった話。
シナジー効果も期待できて、
こういう考え方も出来るんだと感心しました。

2010年5月
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